ごあいさつ 令和5年4月

2023年4月
校長 盛一 純平

うららかな春の日、ようやくマスクなしの新入生を迎えました。
春の訪れとともに子どもたちの笑顔に心の春も迎えたような気がします。巷ではコロナ前にもどってきたというような言い方も聞かれますが、コロナ後はコロナ前とはちがいます。この3年間行動制限に我慢しながらも行ってきた新しい生活習慣の中では今までなかったような新たな発見、創造も多くありました。学びにもGIGAスクール構想が進みひとり1台端末をもつことにより、新しいコミュニケーションがうまれました。また困難の中でどうすればよいかと考え創造し課題解決をする習慣も得ました。この期間は耐えただけの日々ではなく、新たな思考が生まれ、未来へ向けて新たな扉をあけた日々と考えます。扉の向こうには、輝く未来への道がつづいているのです。
 さて未来への扉をあけた今年度です。令和4年度から「附属学校園未来構想 society5.0を豊かに生きる資質、能力の育成金沢モデルアクションプラン」を本格的に進めてきました。未来社会を生きるために今必要な力を附属学校園が連携して段階的につけていこうと考えています。昨年度の社会イノベーション創造プログラムでは総合的学習の時間を中心に探求力や創造力 表現力を磨き課題解決をすすめてきました。答えのない社会的課題に対し、行政や一般企業の方々をパートナーとして共に問題に向き合い解決を模索し、具現化していきました。子どもたちの喜々として社会の多様な他とつながり問題解決していく姿に子どもたちの未来への可能性を感じました。
 令和5年度もさらに金沢モデルを推進し、「共に生きる力を育む」の教育目標にむけて未来社会を見据えた教育を進めて参ります。多様性を尊重し活用できる力を原動力にその基盤となる人間愛ある人と人とのつながりをも未来への力として大切にしていきたいと考えます。コロナ後の未来への扉をあけた本校は、学校の新たな価値を創造すべく人間愛ある子どもたちと共に挑んで参る所存でございます。
どうぞ今年度も本校の教育にご理解いただき、ご支援ご協力をいただけますよう心よりお願い申し上げます。        


附属小学校校歌