今年最後の清掃活動を、専光寺海岸で行いました。この日は、雲ひとつない気持ちのよい秋晴れ。絶好の清掃活動日和となりました。今回は、海岸へ行ってごみを拾うだけではありません。活動前の授業で、生徒たちは 「専光寺海岸では、どのようなごみを拾うことができるのだろう?」 という問いについて、自分たちなりの予想を立ていました。
これまで河川や海岸で何度も清掃活動を行い、ごみの種類や特徴について学んできた生徒たち。事前学習では、「ペットボトルが多いと思う!」 「外国から来たごみがありそう!」 「発泡スチロールが多いんじゃないかな?」など、これまでの経験や学習を思い出しながら、次々と予想を発表していました。そして、いよいよ専光寺海岸へ。海岸を歩きながらごみを探してみると……。「ペットボトル、あった!」 「外国の文字が書いてある!」 「発泡スチロールもある!」なんと、生徒たちが事前に予想していたごみが次々と見つかりました。自分たちの予想と実際の海岸の様子がつながった瞬間、生徒たちの表情にはうれしさがあふれていました。
今回の清掃活動は、ごみを拾って海岸をきれいにするだけでなく、生徒たちがこれまで学んできたことを、自分たちの目で確かめる大切な学習の場となりました。
中学部では、1学期の生活単元学習の中で、校内にある避難誘導灯の設置場所を調べてMapを作成したり、消火器や担架がどこに設置されているのかを確認したりするなど、丁寧に学習してきました。そして7日に、実際の災害に近い状況を疑似的に体験するため、能美市防災センターへ行ってきました。防災センターでは、地震体験、煙体験、消火体験、暴風体験など、私たちの身近で起こるかもしれないさまざまな災害を体験しました。
学校で「知識」として学んできたことを、今回の体験を通して「もし本当に災害が起こったら、自分はどう行動するのか」と考える貴重な機会となりました。午後には、秋の遠足も兼ねてパーク獅子吼へいきました。みんなで昼食を食べたり、お菓子を楽しんだりしながら、ゆったりとした時間を過ごしました。「学ぶ」と「楽しむ」がいっぱい詰まった一日でした。
本校中学部は、昨年度、「コカ・コーラ環境教育賞」において文部科学大臣賞を受賞しました。そのような中、同じコカ・コーラ環境教育賞を通してご縁をいただいた「劇団シンデレラ」の皆様との交流学習を、本校で実施することができました。当日は、愛知県から劇団シンデレラの皆様が本校を訪れ、SDGsをテーマとした演劇を、本校の生徒たちと一緒に演じてくださいました。生徒たちは、劇団の皆様と声を掛け合いながら表現することを楽しみ、演劇を通して環境問題やSDGsについて考える貴重な機会となりました。また、午後からは、本校の生徒たちから、これまで継続して取り組んできた環境学習の成果を発表しました。さらに、海洋プラスチックを活用したアクセサリー作りやボードゲームにも一緒に取り組み、互いの活動や思いを伝え合いながら、交流を深めることができました。コカ・コーラ環境教育賞の受賞をきっかけに新しい出会いが生まれ、その出会いから新たな学びや活動へとつながっていることを、私たちも大変うれしく感じています。これからも、人とのつながりを大切にしながら、生徒たちの学びがさらに広がり、次の学びへとつながっていく環境学習を進めていきたいと思います。
9月9日、関西学院大学の学生の皆さんに本校へお越しいただき、中学部の生徒たちが理科「電気回路」の学習に取り組みました。前回の学習では、中学部段階の学習内容である「電気を通すものと通さないもの」について学びました。そして今回は、これまでの学びからさらに一歩ステップアップ!高等部段階の学習内容である「直列つなぎ」と「並列つなぎ」にチャレンジしました。電気は目で直接見ることができないため、「電気がどのように流れているのか」「つなぎ方を変えると何が変わるのか」を理解することは、生徒たちにとって決して簡単なことではありません。そこで大きな力となったのが、関西学院大学の学生の皆さんが工夫して準備してくださった教材です。実際に手を動かして回路をつくり、電球の様子を確かめながら、「直列つなぎ」と「並列つなぎ」の違いを一つ一つ学んでいきました。授業が進むにつれて、生徒たちの回路づくりもどんどん上達していきました。そして授業の終わりには、自分で考えながら「直列つなぎ」や「並列つなぎ」の回路を完成させる姿も見られました。少し難しい内容にも意欲的に挑戦し、「できた!」という経験につながり、充実した学習となりました。このように、中学部段階の学びを大切にしながら、その理解や興味に応じて、さらに発展的な内容へ挑戦できることも、関西学院大学と本校中学部が継続して交流を重ねてきたからこそ実現できる学びの一つです。「今できること」から、「もう一歩先の学び」へ。大学生との交流は、生徒たちに新しい知識をもたらすだけでなく、「もっとやってみたい」「自分にもできる」という学びへの意欲を広げる貴重な機会となっています。今後も関西学院大学との継続的な交流を大切にしながら、大学の専門性や学生の皆さんのアイデアを生かした交流学習を充実させ、生徒一人一人の可能性を広げる学習に取り組んでいきたいと思います。
関西学院大学の学生の皆さん、今回も素敵な学びの時間をありがとうございました!
今年度も1学期には、手取川、小舞子海岸、千里浜海岸で清掃活動を行ってきました。同じような活動を繰り返しているように見えても、子どもたちにとって、そこには毎回新しい発見があります。「前に来たときより、ごみが多い」,「ここにも同じごみがある」,「どうしてこんなところにあるんだろう?」繰り返し訪れるからこそ「違い」に気付き、同じ自然の美しさに何度でも感動する。そして、その一つ一つの体験から生まれた「なぜ?」「どうして?」が、また次の学びへとつながっていきます。今回、子どもたちから生まれた新たな問いは、「自分たちでアップサイクルやリサイクルができないごみは、その後どうなるのだろう?」というものでした。その答えを探すため、松任石川環境クリーンセンターを訪問しました。実は、クリーンセンターを訪れるのは今回で3回目。しかし、「一度行ったことがあるから、もう知っている」ではありません。繰り返し訪れるからこそ、以前とは違うものが見え、以前には気付かなかったことに気付きます。1年生からは、初めて見るごみ処理の仕組みに驚きの声が上がりました。一方、これまでにも訪れたことのある2・3年生からは、「こんな装置、去年は見られなかった!」という声も。
同じ場所を訪れても、学年やこれまでの経験によって、見えるもの、感じること、考えることは違います。これまで海や川で「ごみを拾う」ことから始まった学習が、「ごみはどこから来るのか」、そして今、「拾ったごみはその後どうなるのか」へ――。子どもたちの問いとともに、学びの世界も少しずつ広がっています。爽やかな秋晴れにも恵まれ、まさに「学びの秋」にふさわしい一日となりました。今回見つけた答えや新たな疑問が、これからどんな学びにつながっていくのでしょうか。子どもたちの探究は、まだまだ続きます。