中学部では、今年の環境学習のテーマを「海外から流れ着くペットボトルについて調べよう!」としています。石川県の海岸には、多くの海外製ペットボトルが漂着しています。これらのペットボトルは、どこの国から、どのようなルートで石川県の海岸まで流れ着くのでしょうか。 今年の環境学習では、その謎を調査することが大きなミッションです。
先日、この学習について鳥取大学附属特別支援学校の先生にお話ししたところ、心強い協力サポーターをご紹介いただきました。それが、『ブルーガーディアンズ』です。『ブルーガーディアンズ』は、2025年6月に発足した、小学生・中学生による子どもビーチクリーン団体です。メンバーは全国それぞれの地域で活動しながら、毎月決められたテーマに沿ってビーチクリーンを行い、その活動の様子をLINEで報告し合っています。活動はビーチクリーンだけではありません。ヒトデの研究や希少な海浜植物の観察、貝殻調べなど、海の自然や生き物について幅広く学んでいます。さらに、シーグラスや海浜植物を活用したワークショップを地域のお祭りなどで開催し、海の魅力や環境保全の大切さを多くの人へ発信しています。合言葉は、「海を守るのは大人だけじゃない!子どもだって未来を変えられる!」今回、『ブルーガーディアンズ』の皆さんから、海外製ペットボトルに関する貴重な情報をたくさん提供していただきました。この情報は、中学部の環境学習を大きく前進させる貴重な資料となります。
ブルーガーディアンズの皆さん、本当にありがとうございます!
全国で環境保全に取り組む子どもたちとのつながりを大切にしながら、学びをさらに深めていきたいと思います。2学期から始まる調査活動が今からとても楽しみです!
中学部では、今年度も「不要文具リサイクルプロジェクト」を金沢大学全学域で実施しています。この取組では、使わなくなった文具や使い終わった文具を回収し、資源として新たな形へとつなげています。回収箱は、中学部の生徒たちが「たくさん集まりますように!」という願いを込めて、一箱一箱丁寧に手作りしたものです。大学のさまざまな場所に設置され、多くの方々のご協力によって少しずつ文具が集まっています。
夏休み中、回収状況を見に行ってみると……なんと、今年は昨年度を上回るペースで不要文具が集まっていました! 回収箱の中にたくさんの文具が入っている様子を見て、生徒たちの思いが多くの方に届いていることを実感しました。夏休み明けには、さらに多くの文具が集まっていることでしょう。集まった文具は、この後、生徒たちが分別や整理を行い、リサイクル活動へとつなげていきます。
これからも、「ものを大切にする心」と「資源を未来へつなぐ取組」へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
夏休みに入りましたが、学校で育てているポップコーンは、暑さに負けず元気に成長しています。春にみんなで種をまき、水やりや草取りをしながら大切に育ててきたポップコーンは、ぐんぐん背を伸ばし、大きな葉を広げています。茎の先には雄花(おばな)が咲き、葉の間からは雌花(めばな)も顔をのぞかせ、少しずつポップコーンの実ができています。
夏休み中も先生たちが水やりや畑の手入れを続けています。2学期に登校したときには、どれくらい大きくなっているのか楽しみにしていてください。みなさんも、お家の近くでトウモロコシや夏野菜を見かけたら、ぜひ成長の様子を観察してみてくださいね。
2学期には、みんなで収穫し、ポップコーンがどのように実るのかを学習する予定です。元気なみなさんと一緒に、収穫の日を迎えられることを楽しみにしています!
7月15日(水)、中学部では国際環境情報センター(GODAC)とオンライン学習を行いました。GODACは、深海をはじめとする海洋環境について最先端の研究を行っている日本唯一の研究センターです。今回の学習は、生徒たちから「深海にはごみがあるのだろうか」「深海はどのような世界なのだろうか」といった疑問が多く寄せられたことをきっかけに実現しました。授業では、深海の環境や生き物などについて、研究で得られた貴重な映像や資料をもとに分かりやすく説明していただきました。生徒たちは、これまで書籍などで学んできた内容をさらに深める新しい知識に触れ、「こんな世界があるんだ」「もっと知りたい」と驚きや感動の声を上げながら、熱心に話を聞いていました。
本校では数年前から、身近な海岸での清掃活動を中心とした環境教育に継続して取り組んでいます。そのため、生徒たちは海洋環境や海洋ごみの問題に高い関心をもっており、今回のオンライン学習は、これまでの学びと最先端の研究を結び付ける貴重な機会となりました。
これからも、地域や専門機関との連携を通して、生徒一人一人の「知りたい」「学びたい」という気持ちを大切にしながら、主体的な学びにつながる教育活動を進めてまいります。
海洋プラスチックごみを題材にしたボードゲームの製品評価を、本校中学部の生徒と附属高等学校の生徒が行いました。このボードゲームを開発されたのは、本校の海岸清掃活動にもご協力いただいている一般社団法人Wild Cardの米田さんです。今回は、製品化に向けた試作品を、生徒たちが実際にプレーしながら評価し、改善点について意見を出し合いました。ゲームが始まるとすぐに、中学部の生徒と附属高等学校の生徒は、「海洋プラスチックごみを減らすためにはどうすればよいか」「実際の環境問題とゲームの内容はどのようにつながっているのか」など、環境問題について自然に話し合いながらゲームを進めていました。このボードゲームは、環境に関する知識や経験が豊富であるほど、より深く楽しめる内容となっています。日頃から海岸清掃や環境学習に取り組んでいる本校中学部の生徒たちは、自分たちの経験を生かしながら意欲的にプレーしていました。
さらにゲームが進むと、「こんな方法も取り入れられるのではないかな」「この場面では、こんなアイテムがあるともっと面白くなるかもしれない」といったアイデアが次々と飛び出し、まるでゲーム開発会社の企画会議のような活発な話し合いが行われました。生徒たちはプレーヤーとしてだけでなく、開発者の視点からもゲームづくりに参加していました。今後は、本校中学部の生徒、附属高等学校の生徒、そして一般社団法人Wild Cardの米田さんが協力しながら、この海洋プラスチックごみを題材にしたボードゲームをさらにブラッシュアップし、完成を目指していきます。どのようなボードゲームが完成するのか、ぜひご期待ください。