9月9日、関西学院大学の学生の皆さんに本校へお越しいただき、中学部の生徒たちが理科「電気回路」の学習に取り組みました。前回の学習では、中学部段階の学習内容である「電気を通すものと通さないもの」について学びました。そして今回は、これまでの学びからさらに一歩ステップアップ!高等部段階の学習内容である「直列つなぎ」と「並列つなぎ」にチャレンジしました。電気は目で直接見ることができないため、「電気がどのように流れているのか」「つなぎ方を変えると何が変わるのか」を理解することは、生徒たちにとって決して簡単なことではありません。そこで大きな力となったのが、関西学院大学の学生の皆さんが工夫して準備してくださった教材です。実際に手を動かして回路をつくり、電球の様子を確かめながら、「直列つなぎ」と「並列つなぎ」の違いを一つ一つ学んでいきました。授業が進むにつれて、生徒たちの回路づくりもどんどん上達していきました。そして授業の終わりには、自分で考えながら「直列つなぎ」や「並列つなぎ」の回路を完成させる姿も見られました。少し難しい内容にも意欲的に挑戦し、「できた!」という経験につながり、充実した学習となりました。このように、中学部段階の学びを大切にしながら、その理解や興味に応じて、さらに発展的な内容へ挑戦できることも、関西学院大学と本校中学部が継続して交流を重ねてきたからこそ実現できる学びの一つです。「今できること」から、「もう一歩先の学び」へ。大学生との交流は、生徒たちに新しい知識をもたらすだけでなく、「もっとやってみたい」「自分にもできる」という学びへの意欲を広げる貴重な機会となっています。今後も関西学院大学との継続的な交流を大切にしながら、大学の専門性や学生の皆さんのアイデアを生かした交流学習を充実させ、生徒一人一人の可能性を広げる学習に取り組んでいきたいと思います。
関西学院大学の学生の皆さん、今回も素敵な学びの時間をありがとうございました!
今年度も1学期には、手取川、小舞子海岸、千里浜海岸で清掃活動を行ってきました。同じような活動を繰り返しているように見えても、子どもたちにとって、そこには毎回新しい発見があります。「前に来たときより、ごみが多い」,「ここにも同じごみがある」,「どうしてこんなところにあるんだろう?」繰り返し訪れるからこそ「違い」に気付き、同じ自然の美しさに何度でも感動する。そして、その一つ一つの体験から生まれた「なぜ?」「どうして?」が、また次の学びへとつながっていきます。今回、子どもたちから生まれた新たな問いは、「自分たちでアップサイクルやリサイクルができないごみは、その後どうなるのだろう?」というものでした。その答えを探すため、松任石川環境クリーンセンターを訪問しました。実は、クリーンセンターを訪れるのは今回で3回目。しかし、「一度行ったことがあるから、もう知っている」ではありません。繰り返し訪れるからこそ、以前とは違うものが見え、以前には気付かなかったことに気付きます。1年生からは、初めて見るごみ処理の仕組みに驚きの声が上がりました。一方、これまでにも訪れたことのある2・3年生からは、「こんな装置、去年は見られなかった!」という声も。
同じ場所を訪れても、学年やこれまでの経験によって、見えるもの、感じること、考えることは違います。これまで海や川で「ごみを拾う」ことから始まった学習が、「ごみはどこから来るのか」、そして今、「拾ったごみはその後どうなるのか」へ――。子どもたちの問いとともに、学びの世界も少しずつ広がっています。爽やかな秋晴れにも恵まれ、まさに「学びの秋」にふさわしい一日となりました。今回見つけた答えや新たな疑問が、これからどんな学びにつながっていくのでしょうか。子どもたちの探究は、まだまだ続きます。
本日、中学部3年生5名が、1・2年生に向けて、夏休みに行った職場体験の報告会を行いました。今回の職場体験では、一つの作業所でさまざまな作業を経験しました。初めて取り組む作業や難しさを感じる場面もありましたが、実際に働く経験を通して、仕事の大変さややりがい、働くために大切なことなど、一人一人が多くのことを学ぶ貴重な機会となりました。報告会では、3年生が体験した作業の内容や、頑張ったこと、難しかったことなどを、自分たちの言葉や手ぶり・身ぶりで丁寧に後輩たちへ伝えました。発表する姿からは、職場体験を通して得た自信や成長とともに、中学部3年生として後輩たちに経験を伝えようとする頼もしい姿が感じられました。発表を聞いた1・2年生からも、「どのような作業が大変でしたか?」「どんなことに気を付けましたか?」など、たくさんの質問が出されました。3年生の経験を自分たちのこれからの学習や職場体験につなげようと、真剣に話を聞く姿が印象的でした。職場での体験だけで終わるのではなく、そこで学んだことを振り返り、後輩たちに伝えることで、3年生にとって学びをさらに深める機会となりました。また、1・2年生にとっても、これからの職場体験や将来の「働くこと」について考えるきっかけとなり、学年を越えて学びをつなぐ、とても充実した職場体験報告会となりました。
中学部では、作業学習の一環として、使用済みの牛乳パックを再利用した「和紙づくり」に取り組んでいます。活動を続ける中で、生徒から一つの疑問が生まれました。「そもそも、学校給食で毎日飲んでいる牛乳は、どのようにして牛乳パックに入れられているのだろう?」その疑問を確かめるため、中学部1年生が株式会社ホリ乳業を訪れ、工場見学をさせていただきました。食品を扱う工場では、何よりも衛生管理が大切です。生徒たちは、工場に入る前の衛生管理について説明を受け、エアーシャワーなど、普段の学校生活では経験することのない設備も体験しました。そして、いよいよ工場内へ。そこには、大きな機械やさまざまな設備が並び、牛乳やヨーグルトなどの製品が次々とつくられていました。中でも生徒たちの目を引いたのは、牛乳パックが機械の中を流れていく様子です。「いつも飲んでいる牛乳が、ここでつくられているんだ!」普段何気なく手にしている牛乳パックが、たくさんの機械と、そこで働く方々の仕事によって自分たちのもとへ届けられていることを、実際に見て学ぶことができました。見学後には、牛乳やヨーグルトもいただきました。工場でつくられる様子を見た後に味わう製品は、いつも以上においしく感じられたようです。
今回の工場見学は、作業学習で扱っている一枚の牛乳パックから生まれた「どうやってつくられているの?」という疑問が、「つくる人」「届ける人」「私たちの生活」へとつながっていく学びとなりました。これから牛乳パックを使って和紙をつくるとき、生徒たちには、これまでとは少し違った見え方が生まれるかもしれません。株式会社ホリ乳業の皆様、貴重な学びの機会をいただき、ありがとうございました。
夏休み明け2日目、中学部では、修学旅行でもお世話になった関西学院大学の学生の皆さんが,本校に来ていただき交流学習を行いました。今回のテーマは、なんと「理科(電気回路)」です!電気は直接目で見たり、手に取ったりすることができないため、生徒にとって理解することが難しい学習内容の一つです。今回は、電気回路を使って「電気が流れる物・流れない物」を実際に調べ、その共通点を探りました。実験に使う材料は、事前に校内のいろいろな場所に隠されており、生徒たちは大学生と一緒に材料を探すところからスタート!見つけた材料を回路につなぎ、「これは流れるかな?」と予想しながら実験を進めました。活動の中では、「空き缶の表面を削ると電気が流れる!」「電気がぐるりと一周するのが回路!」など、生徒自身の気付きや発見を表す言葉が次々と聞かれました。大学生との交流を楽しみながら、目には見えない「電気」の仕組みを体験的に学ぶ、充実した時間となりました。第2回は9月9日(水)。次は「直列回路と並列回路」について学びます。どんな新しい「なぜ?」「わかった!」が生まれるのか、今からとても楽しみです!